140字では書けない

アラサー異常独身男性

研究室の中で1番無能な人間

卒研の中間発表が終わった。
自分の発表(研究の取り組み)に関しては後悔しかない。

終わってから色々考えが浮かんでは消えた。
卒研に対する姿勢、そこから敷衍して基本的な物事へのスタンスに対して、ゼミの同期と自分との差を生んでるものは何なのかとずっと家に帰ってからもやもやしていた。楽観的性格?要領?
疲れきった頭で考えてもしょうがないと思い、8時過ぎにとりあえず寝て、0時過ぎに起きた。

三大欲求を満たした後、モヤモヤした考えはそれなりに整理されたと思う。


同期と比較して物事へのスタンスや価値観が云々と思っていたけど、
整理すれば「物事を引き算で考える」という話であった。以下に詳しく述べる。

そもそも、進学予定の人や優秀な研究室の人のように、数ヶ月単位で積み重ねた研究のクオリティを自分が目指すのは無理だと分かっていた。
適当でいいと口では言ってきたが、中間発表で10人くらいの発表を聞いて、自分のクオリティが低すぎて一丁前に落ち込んだ。

それはやる前から自明だったのだから、落ち込んでる場合では無かった。
数ヶ月取り組んだ人が他の研究を聞いて感じたかもしれない悔しさと私のそれは悪い意味で次元が違うはずだ。
落ち込むべきなのは、先行研究調査よりも取材方法の考察に時間を割くことができなかったことだ。
要は、時間に余裕を持った学生と同じプロセスを拙くとも踏もうと拘ったのがいけなかった。


限られた時間の中で優先順位をつけながらベストを尽くすという意識は、授業や就活のグループワーク等ではあった。
でも、自己満足の意味合いが強くて個人で進める卒研では、生来のこだわりの強さで思いっきり空回りした。

一方、ゆるく取り組んでるように見えた同期のメンバーはその辺りがきっちりやれていた。そこが悔しい。

ゴールから逆算して優先順位をつけ、切り捨てるものは切り捨てることができないのは社会では完全に無能だと思う。
それができないのが完璧主義者の特徴らしいが、自分では完璧を目指しているつもりは全くなかった。
完璧主義というよりも、羨んだ人の成果を意識しすぎるのだと思う。

自己満足でいい物事に対して、世間で言う完璧主義者っぽい姿勢で取り組んで失敗しがちなのは心当たりがあった。
そして、自己満足がゴールとならない他者が関わるプロジェクトでも、一部は炎上したりイライラすることがあった。
結局のところ、何事も逆算思考を意識しないと、
永遠に人生空回りしてしまうことになると気づけた。

寝たら問題点は整理できた(なぜか分からない)
卒研ではここだけは譲れないと思うことをよく考えて、
そこから逆算してポイントを絞って(切り捨てるものは切り捨てて)やっていこうと思う。