(過去日記をもとに投稿)
会社の同期のS君について書く。
彼に対する心証が悪すぎて、過去の記事で一度言及したきり取り上げることは無かった。彼について書くことに多大なエネルギーを使うことがしょうもないと思っていたからだ。
しかし、こんなに天気の良い日に喫茶店に来てわざわざ陰気な日記を書くからには、やっと正面切って書いてみようと思う。
言葉にしなかった自分の胸中の沈殿物を掻き出すように…
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今日は行きつけのマッサージ店での施術が消化不良となり、ムラつきと股間の鈍痛を感じながら電車で帰宅中。
今回はいつも予約完売の元エステティシャン熟女を初指名した。感想は以下の通り。
○悪い人ではなかったし、スタイルも良い。
ただ、会話のペースが合わない
○思ったより年配(見た目)
○会話が合わない(ジェネレーションギャップ)
○思ったより年配(2回目)
最近いつもお馴染みの人を指名しててマンネリ感があったが、その人の良さを再確認した。
やっぱり相性良い人と気を遣わず施術されたい。
電車に揺られながら、″消化不良″になった気持ちをどのように解消しようかとドスケベ雄として真剣に考えている。
真剣に考えることがこんなことしかない。
僕の癒してくれる身近で素敵な人は…
そう考えてふと思い浮かんだ人がいる。
26歳になった。浪人した無能なのでまだ会社員2年目である。
こんなにも疲れた26歳になるとは10年前の自分も想像していなかっただろう。
高校までの勉強にリソースを突っ込みすぎてダメになった大人の典型例みたいな生き恥を晒しながら生きている。
この半年間、安楽死したいと思いながら働いていた。
当初は転職を目指していたけれど、
もう死んだ方が楽だろうということに気づいてしまった。
1月に受けた企業の馬鹿面接官に
「ストレスを感じてしまうのは、職場環境というより君が業務に慣れていないということが大きいんじゃないかな」と言われ悩んだのが本当に無駄だった。
ホワイト企業の人間は、こちら側のことは理解する気も寄り添う気もない。
この半年で、所属部署では1名退職し、隣の部署では中堅社員が2名退職する予定。
全社的にも5年目以上の社員の退職が続出するような環境で、何を慣れればいいのか。
むしろ、こういう環境に慣れたら人としてどうなんだ。なぁ?
上司が出向してから半年経つが、人員体制は変わらないままだ。
20代正社員は私だけ。
土日に友人や知人と会ってガス抜きをすることにも嫌気が差した。
事態は何も解決していないのに、精神論だけで乗り越えようとして、挫折して、また知り合いとの予定を作って。
愚痴を吐き出せる友人や家族の存在が有り難くて感謝すべきだと″まともな人″が認識しているのがどうにも理解できない。
業務にまつわる知識やタスク管理の学習、治療ができなければ愚痴を吐こうがなんだろうが負担は減らないし、潰れるだけなのに、
この国には訳のわからない理屈で片付けようとする馬鹿が多すぎる。
例:仕事への考え方が完璧主義なんじゃない?
こっちがナヨナヨして相槌を打って何もかも飲み込んでると思ったら大間違いだぞ本当に……
2ヶ月ほど前、今の職場から逃れることだけを考え、スマホで「高収入」「IT運用」などと検索していたら風俗求人サイトでWebマーケティング求人(未経験応募可)を見つけた。
「未経験でもやる気があれば可」というブラック企業の求人にありがちなフレーズがあったものの、採用サイト全体を見ると応募者とのミスマッチを極力減らす目的で、様々な角度からの自社紹介コンテンツが作られていた。
他の風俗グループの採用サイトも見てみたが、応募者への待遇説明や仕事紹介コンテンツの充実ぶりは他社と比較して圧倒的に優れていたので、もし応募するならここのグループしかないな。そう思いながらも、数日前まで応募することは躊躇っていた。
風俗業は性欲という強固な需要に支えられた高利益ビジネスであり、
実力主義でスピード昇進昇格が可能なものの、世間体の悪さから常に人材不足の業界。
当たり前だが、「風俗スタッフ」になるつもりで生きてきた人間は誰一人としていないだろう。
・様々な事情で「風俗スタッフ」をするに至った一般人
・風俗スタッフぐらいしか採用されないダメ人間
後者の比率が圧倒的高く、加えて求人情報と実際の待遇に差異がある店がかなり多いため離職率は一般企業より圧倒的に高いそうである。
そんな業界であれば、一般企業に採用されて働いている並の人間・・・いや、並より少し能力が低いけれど真面目さだけが売りの私でも簡単に高評価を得られ、今よりも年収を上げられるのではないか。
そんな甘いことを考えながら、
「そんな上手い話は無い」
「これまで生きてきた"真面目な世界"での人間関係を捨ててまで、東京に行く覚悟はあるか?」と自問自答していた。
いつまでも躊躇していては埒が明かない。見すぎて見慣れてしまった風俗求人サイトの問い合わせフォームから応募を検討している旨と質問事項を書いて送信した。
すると、半日でメール返信が届き、数時間後に電話面談をすることになった。
メールで送った質問事項は2点。
質問の狙いは下記の通り。
ブラック企業ではあるものの、安定企業と思われている会社を辞めて東京に行くからには、東京で生活基盤を作る「見込み」が必要だった。
上の2点は、微妙な回答を貰ったら応募検討そのものが覆る重要項目だったので、それを応募前に確認したかった。
我ながら注文が多く面倒な奴だが、人生がかかっているのだからこれくらいの確認は当然だろう(と当時は思っていた)
予定の時間より10分早く着信があり、急いでスマホを手に取る。
敬語が適当な中年男性で、人事部門の担当者ではなく実際のWeb部門のマネージャーだと自己紹介された。
マネージャーさん(自称)から言われたことは次の通り。まだ応募前なのに突っ込んだことを言われた。
質問と関連し、応募職種について現在の知識を確認するための質問を矢継ぎ早にされた。スピード感に若干たじろぐものの、事前にアフィリエイト入門本(笑)でつけた表層的知識を回答した。
ある程度のこちらへの評価が終わったのか、昨年の応募者のレベルが低かった話と昇給実績の話から求める人材像について話題が移る。
最後に、今回は面接をする前の問い合わせだからこれで採用をしないということもないし、応募枠に定員なんてないので、自分のキャリアをじっくり考えて、
面接の準備ができたらいつでも連絡くださいね~と言われ面談を終えた。
ただただ脱力した。
どの業界でも、「まともなところ」に採用されるための能力・性格特性は一緒やんけ!!という意外性の無い当然の結論に着地してしまった。薄々分かってはいたのに。
並より少し能力が低いけれど真面目さだけが売りの私でも簡単に高評価を得られ、今よりも年収を上げられるのではないか。
人材不足の業界ですらそんなことは全くないという現実を直視して、半年前から心の底で思いつつも気づかないようにしてきた感情が生まれてくる。
「なんで生きるのにそこまで無理をしなければならないんだ」
「仕事に覚悟やらプライドを持つエネルギーが正直無い。年齢と比べて未熟な人間と言われようが、もう無理・・・」
「去年の12月から残業が40時間未満だった月は今月だけなのは普通なのか?耐えて当たり前なのか?業務が溜まる一方の会社で個人の努力は大した影響にならないのに、なぜ俺はこの会社で苦労する?」
全ては仕事に対する意識の低さが問題なのだろうが、根っから腐った人間なので自分の意識を変える気にはならなかった。
「積極性」「周りを巻き込みながら問題解決する力」やら、あとどれだけの性格特性とスキルがあれば、人間らしい生活を得られるようになるのだろうか。
そういう人間じゃないと今の日本ではまともな生活を送る権利は無いのだろう。それを知らなかった私は甘かった。
脱力感に包まれて何もかもが嫌になり、起き上がれなかった。夕食も取らずに寝続けた。ずいぶん前から頭の中に浮かんでいる言葉をつい呟いてしまう。
「まともな転職より、死んだほうが楽で確実だろ・・・もう・・・」
続く・・・かも
(追記)
結局1年後に休職しました。
http://applefactorz.hateblo.jp/entry/2019/06/12/182710