140字では書けない

アラサー異常独身男性

そうだ、マッサージ店(風俗)に行こう(1)

6月10日のAM5:00。
土曜日の早朝にくたびれた24歳はスマホを高速でスワイプしながら風俗情報サイトを巡っていた。
何も予定のない土曜の早朝に起きて、最初に思ったのは

「そうだ、スケベマッサージ店に行こう」であった。

 

もともと就活のときに会った高学歴院生(おっさん顔)に「N市にえっちな違法マッサージ店がある」ということを聞いて、マッサージ店に興味を持った。
平日のストレス回復のため、実は入社してから土日は"怪しいマッサージ店巡り"というレジャーに安い給料をつぎ込んでいた(寂しすぎる人生

怪しいマッサージ店というのは、体面は普通のマッサージ店(中国・韓国・アジアンエステ)である。しかし店の内装は妖しいピンク色の照明になっていたり、店のWebサイトでは「マッサージだけじゃ終わらない」ような高額メニューを出していたりする風営法違反バリバリの存在である。
大体は違法営業なので、古ぼけたマンションの一室にあったりする。
話が逸れてしまったが、マッサージ店については痛い目を見てきたので稿を改めて述べたいと思う。

早朝から情報サイトで大都市であるN市内のマッサージ店を探していたが、いまいち「当たり」そうな店がない。そこで、ある考えが浮かぶ。
「どうせ交通費がかかるのだから、真っ当な料金を払って合法店に行くべきではないか・・・?」

上でも述べたが、色々と痛い目を見てきてそれをスリルとして楽しんでいた節もあったが、今週は真面目に心身の疲労を回復したかった。
今週は入社してから一番残業した。先月分の残業時間を今週分で超えてしまった。
何度となく勤務先disをしたか思い出せない。吐き出さないと寝れなかった。
本当はチラシの裏に書いてろって話ですよね、フォロワーの皆さんごめんなさい。


という訳で、朝7時にはN市にある真っ当なマッサージ店(扱いは風俗店)を探し当て、8時台の電車に乗り込んだ。
早起きして風俗目当てで電車に乗り込む24歳。車窓に映りこんだ自分は、疲労と期待が混ざった気持ち悪い顔をしていた(続く)

なんで

所帯も持つ見込みもないのにおっさん達の長時間労働と社内政治に巻き込まれて
親会社への経費削減のために協力させられてるゴミみたいな生活で、
遠くない未来に倒れる日のことが頭にちらついて、

仕事への覚悟も中途半端の虚弱野郎で、
両親には金銭的な援助くらいしかできないのに、

何でまだ俺は生きてるんだ

本邦での生き方選択の画一性

この灰色の生活を繰り返して、ある日突然病気になって離職して野垂れ死んだとき、自分の人生の意味は何になるのだろうか。

家庭を作る以外の社会への貢献方法を編み出すことをせず、独身者(特に男性)を個人主義者として冷遇してきた未成熟な国。

僕のように虚弱であったり、何かしらの理由で生涯独身がほぼ決まっている人間でも、何かしら社会に貢献している、肩身の狭い思いをせず堂々と生きている。そういう目標となる人がすぐ周りに見当たらないのは本当に苦しい。

ただでさえ人よりハンディを抱えてるのに、更に道なき道を歩まねばならないのか。
(貢献してる人はいくらでもいると理解はしてます。有名企業脱サラしたおじさんとか。しかし、彼らは変わったおじさんであり、ありふれた存在としてみなされてはいない)

今日の上司が別の上司に有給取得を遠回しにやめろと言われてるところを見て、何かがぶっつり切れた。

辞める計画が前倒しになった。
虚弱でいつ死ぬか分からないのに5年もこんな会社にいたくない。

人生を悲観的に捉える自分がどうしようもなく嫌なのに、ひたすら泣きながら夕飯の弁当を食べた。
久々に泣いた。

見通しがつかない

見通しがつかないこと

・父が離職した後、モノ・カネ・時間を割いて私が一家を支えられるのか
・家族を支えられるくらいの給与を貰うまで何年待てばいいのか
・私の給与が安い数年間(数年どころじゃないと思うが)は父親は何がなんでも勤続すべきか

・家計の自転車操業をしている間、もし私が健康を崩して離職してしまったらどうなるか

…問題を細分化せず、考えてもどうしようもないことを考えて焦燥感を抱くだけなら、将来予測をろくにしない楽観主義者の方がマシなんである