後輩がタダでチケットをくれたのできっちり楽しませてもらいました。
以下感想です(重大なネタバレはなし)
書いた人の属性
・ももクロの全員の名前がいえないレベルでの認識(ファンではない一般人)
・ももクロの赤の子ははっきりと認識できてる
・映画のあらすじは事前にパンフレットで読んだ
・演劇は経験したことなし(ただ、高校で映画を作った際に出演したことありw)
- 良かった点(印象に残った点)
・これは原作のよさだと思うが、地に足着いたストーリーだった。
青春もので「弱小なんとか部」が大きな目標のために頑張るのはよくある。そこでぶっ飛んだ練習したり変に能力ある奴が出てきていきなり強くなる、というようなご都合ストーリーにはこの作品はなっていない。地道に練習していく様子が丁寧に描かれている。
・ももクロの赤の子の演技が結構上手い&かわいい
自分は演技が上手いかどうか判定するのも恐縮だが、少なくとも主演のももクロの赤の子はいい演技だったように感じる。あと、体操服と夏服姿がかわいい(ファン層狙ったサービスシーンがあったような)
・静岡のロケ地をうまく入れてくる(これは協力してくれた地元の人へのサービスだと思う)
富士山がでっかく見えるところでロケしてて、あっ静岡だと思いました。
季節の移り変わりを静岡のきれいな風景で表現してて大変良い。某ハンバーグレストランが出てきたときは笑った。
- 悪かった点
・演劇部全体で実力を上げていく過程が地味だった。脚本で原作から解離しない程度のスポ根系の内容が欲しかった(例えば教官がビシビシ指導するシーンをもっと入れる、など)
おそらく演劇に関わったことがある人が本作品を見れば「演劇部あるある」がいっぱいあるんだと思う。稽古場での練習シーンなどはリアリティがあり良かったけれど、自分は演劇を経験したことがないので実感を持って「あるある」とはならなかった。そういう演劇未経験な人を引き付けるためには、実際の演劇よりオーバーでも「ビシビシ指導」の方が面白くなったのかなとは思う。
でも、内面の中での苦闘(演じるということへの苦しみ)を描くには今回の丁寧な描写が現実的だったと思う。
- 「幕が上がる」に点数をつけるなら?
人に勧められるかという観点では70点
個人的には80点(ももクロかわいいし、高校のときの映画作りを思い出してぐっときたから)
- その他感想
ももクロファンならぜひ見て欲しい作品。また、ちょいロリコン気味のおじさんでも楽しめると思う。体操服姿かわいかったし。
あと、青春時代に演劇に少しでも関係した思い出がある人は見るといい。見ると、昔を思い出してなんかぐっときたシーンがある。映画の地区大会前の夜の学校で5人くらいのメンバーで語り合うシーンを見て、高3のときの文化祭で映画を作るために秋の夜遅くまで学校に残ってた記憶が蘇ってきた。「青春」ってその時は気づかないんだよね。。