140字では書けない

アラサー異常独身男性

想像していたよりも未来は小説的だね

入社して間もない頃、定年までの公私含めたイベントを記した未来年表なるものを
経営者の前で発表する機会があった。

ご多分に洩れず、当たり障りない内容を作成してみんだで発表した。
発表後はその年表をどこかにやってしまい、今日の夕方まで存在を忘れていたのだが、部屋を掃除していたら見つけてしまった。

年表を見てみると、2020年は仕事面は特に記載が無く、「オリンピック中の東京を撮影する」という
しょっぱいプライベートが書かれていた。

実際は撮影したいという拘りはなく、年代を象徴するそれっぽいイベントだから空白を埋めるために書いただけだったと思う。
当然のように実施されると思っていたんだろうが、延期となった理由は当時の自分には想像もつかないだろう。

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2020.2.21(金)若者のいちぶ

1ヶ月遅れて応募企業の面接に行く。
現在とほぼ同じ業務内容のため、担当者からの質問はさくっと終わる。ITが専門外の役職者(部長)から人となりについて突っ込まれる。

趣味で人に勧められるものがあるか?などを聞かれた。履歴書に挙げた趣味の詳細を説明すると、あなたは最新情報へのアンテナを張っておらず、古臭い趣味(写真撮影、一人旅など)ばかり持ってる印象だと言われる。

ナヨい僕はその後傾聴ポーズを貫く。
大筋は図星だったので反省しつつ、納得できない箇所は伝える。そこからは部長さんの独壇場となる。

要は、偉い人へのお伺いのために分かりやすいキャラ付けとアピールをしてくれよということだった。

真摯に受け止めなきゃいけないが、仕事ではないから「趣味」じゃないのかとも思った。
2年前の面接では「そこまで仕事と繋げなくても」と言われたりした。

時代の流れにアンテナを張ってるか気になるなら、技術トピックについて質問すればいいのに、向こうからは無かった。

僕はかませ犬なのかもしれない。
こっちは現職の身なので余裕を持って傾聴できたが、こちらが納得したと思われたらつらい。

人の趣味を紋切り型で否定しておいて、役員に稟議申請しやすいようなアピールポイントをくれ、なんて何様のつもりなんだろうか。

悪いけどそこまでして志望するほど追い詰められてねぇよ。現職中だし、貯金あるので。
他にいい人が応募してくれるといいですね。
腹が立ってもブログに書かない人を採用してください。



履歴書の趣味欄が新卒就活みたいに重要でないと考え、大したアピールに繋げるつもりもなく面接に向かったのは反省。

本命企業を受ける時は、履歴書に書くかは別にして「若者らしさ」を準備しないといけないだろう。

恥ずかしながら、この歳になっても人に言えるような趣味がない。
新進気鋭のグラドルをチェックするのに
インスタやshowroomを使ってますなんて言えねぇだろ。″アンテナ張ってます″って。

春の歌 愛と希望も

今年の3月末で、入社して丸n年が経つ。
他の会社ならとっくに後輩の面倒を見ているだろうか。未だに正社員で最年少者は私のままで、新入社員の配属は今年も期待できそうにない。


けれど、今は職場カースト最底辺を脱却した。人員補充で入ってきた派遣さん(20代男性)がいるからだ。


今、派遣さんに四苦八苦しながら仕事を教えている。ちなみに、私の退職による業務引き継ぎなどではなく、戦力だった派遣さんの退職に伴い、後任として入社した。

新しい派遣さんは仕事を説明した後に「なるほどですね」と言い、その度にイラッとしてしまう。
まともに敬語が使えないことも苛ついているが、事を教える経験が少ないことによる自分の力不足を痛感する。

未だに阿吽の呼吸と経験で回されている前時代的職場のため、そもそも仕事を教えにくいったらありゃしないのだ。 そんな環境にn年漬かって、最近はそれが日常になりつつある。

ふと、辞めた派遣さんを思い出す。


昨今の人手不足では、私がいるような陸の孤島の無名企業に優秀な人が来るはずがない。
辞めた派遣さんも最初は能力的に心配されていた。
しかし、最終的には戦力になって働いていただいた。もう辞めちゃったけれど。


次の人も戦力にしてみせる。そして、勢いで私の業務の大部分を引き継がせてやる。そして、私は辞める。もう私に残された時間は短いのだから。私の代わりに人生を浪費してください。

流していいことダメなこと

週末は友人と食事。

直近プロジェクトの愚痴を洗いざらい話し、
ひたすら共感してもらい自尊心を回復する(←クズ)つもりだった。

実際は、お互い仕事以外のことを話していたら
辞める職場のことは水に流そうと思えた。
数ヶ月荒れていたから、何気ない会話に救われた。友人には感謝している。


アンガーマネジメントができなければ、短い人生を更に消耗してしまう。
仕事だけやって死ぬ訳にはいかないのだから、もうちょい大人になって、明るく日々を過ごすよう努めないといけない。

僕が怒鳴った例のおばさんや上司にどれだけ腹が立っていても。

まだやるべきことは多くある。
マッサージ女性への告白&訣別、転職、街コン&連れ込み、マッサージ店開拓など…

2020年はまだ始まったばかりだ。
(例によってオチはありません)

ぶん殴るぞ

初日から愚痴こぼしていたらキリがないけれど、今の職場に3月末までいるのがしんどい。


ろくに働かん障害者雇用の同僚が休みボケか何か知らねぇけどお願いした仕事もせず缶コーヒーを飲んでた時は蹴り飛ばそうかと思った。

同僚は周りがどれだけ仕事を積んでても引き受けようとしない。こっちは無理矢理にでも仕事(雑用)を与える羽目になる。

なんでこっちは正社員なのに、デスクで30分集中して仕事もできず、分単位で動き回り電話をかけまくらないといけないのか?

仕事の質と量はこちらが圧倒的に重いにも関わらず、なぜ彼はこちらが言わなければ担当としてお願いした雑用を引き取らず、優雅に初日からデスクで缶コーヒーを飲むようなことができるのだろうか。

てめぇが正社員に転換して、正社員の増員枠が削られると聞いたから俺は辞めようと思ったよ。
おい、お前のことだよN○ぁ!

平成の終わりの東京

数年後、殆どの若者から見れば歯牙にもかけられない気持ち悪いおっさんとして、僕はみなされてしまうだろう。

そうなった時、記憶の風化で「昔は良かった」とか「若いというだけで素晴らしい」などと青春期を回顧しないように、
「昔は昔で酷かった」と気づけるよう平成の終わりを記録する。







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クリスマスの約束

母親が出先で倒れて、明日でもう3年になる。

救急搬送され、大手術をしてから命は取り留めたが、重度の後遺症を背負い「生きてても何も楽しみがない」と言われた。

どんな回答をすればよかったのか、
未だ僕は分からない。

くたびれた身体を癒すため、銭湯に寄って、
入浴後に脱け殻状態でスマホを触っていた。
するとテレビから小田和正の歌声が聞こえた。

そうか。「クリスマスの約束」か。

母が好きな番組だった。
そこから連想が始まり、明日で母が倒れて3年経ったこと、辛辣な言い方をすれば脱け殻みたいになってしまったことを思い出した。


今の母親は、記憶能力こそあれど、何かに感動したりすることがあるのかどうか怖くて聞けない。

少なくとも、本人の口から聞いた覚えは一回もない。




結局愚痴になるけれど、人生は短いのに人が辞めまくる田舎の会社に3年もいる理由を考えていたら腹が痛くなってきた。
何でわさわざ自分から「何も楽しみがない」ような状態に人生を規定してしまうのか。
もう。逃げるチャンスは少ないぞ。