140字では書けない

アラサー異常独身男性

目まぐるしい夏の日

12:58
昼休みに同期女性のNから相談。
今年になってから我々とランチするようになったTさんの件。日記後半で詳細書く。


22:11
Fさん(女性)の送別会終了。今はXXの喫茶店にいる。今朝家を出るときから「今日の飲み会後は絶対に喫茶店で女々しく文章を書く!」と思っていたので、解散してから3分で車に乗り込んだ。喫茶店に直行して今に至るが我ながら陰キャラすぎる。

もう同僚の皆が忘れかけているFさんの貢献に対して、本人を前にして感謝の言葉を伝えられたのは良かった。
周りは喧しく、部長達はろくに聞いてなかったが…


数年後この日記を読み返した時のために、面倒だけど記録しておく。Fさんの日の目を見ない功績の1つに、昨年夏から取り組んできた次期OS環境でのアプリ検証作業が挙げられる。
会社への貢献を忘れられ、人格も誤解されてる重鎮MさんとFさんでタッグを組んでもらい、
今まで後回しされてきた泥臭い作業を進めてくれた。

原因不明のトラブル究明を平常業務の傍ら進め、残業規制圧力もかかる中で無理して頑張っていただいた。

正直、質と量ともに派遣社員のFさんに担わせるべき業務ではなかったと思う。そもそも、その結果次第では何千万の投資判断が発生する話なのに、なぜかその作業の重要性は管理職には軽視されていた。
そして、当時2年目の新人(僕)に練習台のごとくプロジェクトを押し付け、何も分からないまま旗振りを任されていた。

Fさんは「私はボーナス貰ってもいい仕事してると思う」と苦笑いをしてぼやいていた。
本当にその通りで、彼女がエラー究明をして動くようになったシステムは数知れない。Fさんの転職先であり引越し先の方角には足を向けて寝れない。


送別会後も皆が名残惜しくワイワイやってる傍をそっと抜け出し、僕は喫茶店に直行した。
今朝の想定通り、飲み会で気疲れした。とにかく根が暗いから仕方ない。
女々しく日記を書きたくなった。彼女の送別で感傷的になった訳ではない。久しぶりの飲み会で気疲れした。

なんというか、最近は辞める人に対していわゆるエモ(感傷的)な気持ちにならなくなってきた。
年数関わらず辞める人が多すぎて馴れてしまったのと、単純に年齢を重ねて感性が磨耗してるんだろう…



今日の主な出来事はこんなところか。
送別会以外で印象に残ってるのはTさんとN村のことだ。
そもそもTさん(女性)は今年になってから我々とランチするようになった後輩だ。
同期で仲の良い子がいるらしいが女性の同期グループでは馬が合わないためか、いつの間にか我々と一緒にランチを取っている。
今日は食べ終わった後、いつものように売店前のテーブルでお菓子を頬張っていた。
たまたま今日は一緒のテーブルにいたN村(僕と同期の女性)がいきなりシリアスな表情で話を切り出した。

「ってかさ、いつもご飯食べてるTちゃんさ、どう思う?」
何事かと思って、当たり障りのない答えをしたことは覚えている。
すると、N村はひたすら話し続けた。最近彼女に対して同期である我々は話しかけていないため、
彼女が沈黙している時間が多い。自分が気を遣って話しかけている。普段気を遣わないでいられた昼食タイムにわざわざ自分が気を遣っているのが微妙な気持ちだ。彼女は一体どんな気分で私たちと昼食をとっているのか。等

食後に売店で買った果汁グミを頬張りながら、私は真剣さを装った。
「特に何も考えていない。もし、沈黙が気になったら自分から話すのではないか?」と答えた。
昼時に同期が集まっている日は一緒に食事をすることが多いが、殆ど会話していないし、
周りも仕事で疲れているから無心で飯を食べるだけだった。
僕の主観に引き付けて考えすぎかもしれないが、彼女もそんな感じじゃなかったのか。

N村さん曰く、我々同期の中では僕は彼女に話しかけてあげている方らしい。僕はイケてる男子として合格らしい。
どうでもいいことをチェックしてるんだね…という言葉を飲み込む。本当に、暇か?

「自然に会話する、でええんじゃない」と後輩を気にかけるおじさんを装って僕は職場に戻った。
そんなことより、中年おじさんの僕は前からN村のお尻が気になって仕方ない。
もし会社にお尻フェチの人間がいるとしたら、N村のお尻は絶対にマークされてる気がする。
君は会話をしていて大人の色気は全くないのに、お尻はセクシーすぎる。

今日のN村はベージュのチノパンを履いていた。昼食後にオフィスに戻る間、僕はN村の後ろを歩いた。
下着の跡は全く透けていない。以前から下着透けは気を遣っていると何故か男である僕に話していた。
おそらく異性として僕は扱われていないから、そんな話ができるのだろう(※ちなみにN村は恋人がいたはず)

下着はともかく、美尻がくっきり顕になっているのに男女ともに視線を逸らすのは難しい。
階段で彼女の後ろを歩いたが、まじまじと凝視してしまった。何も僕はやましいことをしていない。
前を向いて階段を登っただけだ。

N村が気にかけていた後輩はスタイルはすごく良いが、ボディラインがはっきり分かる衣服は
稀にしか着てないイメージだ。視線が気になるのか?

人間性より肉体にのみ意識が向くグロテスクな異常中年の内心をインターネットに放流してる気持ちは自分でもよく分からない。精神年齢は中学生よりも低いと思う。


23:50
今日はN村のヒップの印象が強すぎて、絶対に日記に書いてやろうと思っていた。もう0時を回ろうとしている。馬鹿か?
そろそろ会計を済ます。