140字では書けない

アラサー異常独身男性

誰だって溜まっている

休んでる間に働き方改革のためのアイデア出し大会(いわゆるブレスト)が進められており、イントラで各部から出された意見を見ていた。

体質が古い上意下達組織の割には中堅層から忌憚無い(というか攻撃的)意見が出てて、役員が見たら苦笑するだろうなと思った。

役員報酬を減らして、離職率が高い若手の住宅手当に回せば少しはロイヤリティも上がるというものだ。


みたいなこと、私も書きたかったな。

初日

06:46
既に辞めたい


23:53
1日を振り返ると、前と変わりないように周りは受け入れてくれた。他チームの人は忙しくて関心がないというのもあるんだろうけど。
ガヤガヤうるさいオフィスに戻ってきて、相変わらず負荷が高い部署だなという印象を持った。
徐々に慣らしてくれと上司が優しいことを言ってくれて、情に流されそうになる。

しかし、別担当からガッツリと今年度の重いプロジェクトの途中経過と今後の業務の引き継ぎを受ける。heavyだが、旗振りをやらされないのは救い。

昼食。同期と久しぶりに会う。一部からは心配された。他はまぁ…自然体。
激務職場の同期からは「俺もそろそろヤバイ」とシリアスな語り口で弱音を聞く。
まだ会社に入って3年満たないのに、将来不安と責任だけは年数の割に抱えてしまったように思う。
それが我々ゆとり世代の宿命なのか、会社構造がそれを加速させてるのかは、この職場をやめないと分からない。

結婚してる奴も増えてきたが、独身だと何のために生きてるのか分からなくなる。休んで分かったことは、独身でも結婚してても、一般的な日本の会社に働き続けられた親世代のサラリーマンは凄いということ。そして、自分は忍耐力が無いということ。

それでも、来年の4月までは生き延びることを考えている。
働き始めたら職場メンバーに情が生まれるんだろうけど、私が取るべき選択はもう決まっている。

2019.7.3(水)

これまでの怠惰な生活で狂った睡眠リズムを治すため、夜しっかり眠れるようにするため、日中は家の仕事で体を疲れさせようと思った。
昼食を食べてから庭の草取りをしたが、1時間半やってみただけで腰が痛くなったので予定エリアの半分で断念。ジジイかよ。
以後はいつものようにだらけて過ごすことに。。
で、なぜか日付が変わってもクソみたいな日記を書いている。そろそろ寝ないといけない。

異常独身男性、恋愛を語る(2)

前回の続き

異常独身男性、恋愛を語る(1) - 140字では書けない


平日は夜遅くに外食をして寝るだけで終わり。
疲れを取るだけの土日を1人で過ごすという典型的な独身恋人なし会社員の生活を続けてきた。
さて、こういう生活を脱しようと試みるとどうなるか。
兎に角人脈を拡げるため、現代日本でお手軽なのはマッチングアプリの利用だ。
しかし、人生を添い遂げたいと思うキラキラした素晴らしい出会いがアプリでいきなり発生する訳ではない。
結局は恋愛市場での「強者男性」が、出会いがない"普通"の女性を食い散らかす場として機能している。

 

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異常独身男性、恋愛を語る(1)

タイトルの内容に入る前の準備として、
まず私がメンタルを崩す前までの、ありふれた平日を再現する。

 


8:00

勤怠システムに業務時間として記録されない「始業前の準備時間」を有効活用するため、早めに出勤する。1年前から諸事情で遠くなった駐車場から10分歩いて会社に行くのが毎回苦痛だ。

 

8:30

始業開始。上司からは定型的な業務は派遣社員障害者雇用の人に任せなさないとしつこく言われる。頼めるならやっている。

ある仕事の限定的部分の要件、納期を定め、それらの方々にお願いする。
少しでも曖昧なことがあると、嫌な顔をする。言われたことだけをやる役割、この会社では楽なもんだなと思う。決して重い仕事を任されないのだから。

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2018年度振り返り

雑に振り返ります。元となる日記は7ページもあります。
資源の無駄使いだと思いますが、ものすごく暇な人は読んでください。

病んでいるのを言い訳にしますが、死ぬほど文章が読みにくいです。すみません。

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同窓会(2018.8.12)

(過去日記をもとに掲載。初めに言っておきますが、とりとめがありません。)

昨日は中学の一部メンバーで同窓会をした。
遡ること7月初旬、初恋の相手であるA子からいきなり同窓会のLINEグループに招待された。

A子とは全く連絡を取っていなかったが、SNS経由で6月ごろに繋がり、そして今回の盆休みの同窓会の存在を聞かされることになった。
参加者を確認すると、女性が10名弱で、男性陣がごく少数(結局当日は私一人だった)という歪なメンバー構成だった。
話題に困るのではないか。行くかどうか迷った。

地元にいる友人に声をかけたが、参加者を教えたところ「やっぱ無理」と言われた。
地元にいる友人は堅い人が多く、昔ヤンチャをしていた奴とは距離を置きたがる傾向にある。

僕は浪人中(という言い訳)で成人式に行っていないので、中学の同級生とは卒業以来殆ど顔を合わせていなかった。
そもそも僕は高校受験で近所の学校に落ちて遠方通学となってしまい、特別仲がいい奴を除いたら地元の人とは10年程の交流断絶があった。

狭い地元だし、みんなの近況も聞きたいし、今は辞めたくて仕方ないものの「大手系列の無名メーカー勤務」という微妙な肩書が、結婚適齢期の女性陣にどんな反応を受けるのか確認してみたいという好奇心もあり、
同窓会の案内状に丸をつけた(BGMは槇原氏の名曲です)


結局、当日は男1人でアラサー女性達の中で愛想笑いをし続けることになった。
まず、子育て中の女性が子どもを連れてきており、「託児所じゃねえぞ!!」という思いを堪えていた。必死で子どもを相手にして愛想笑いをしながら、10年ぶりに会う女性陣と食事をした。なんだこれは…


住んでる場所、勤務先、職種については会が始まって1時間程は話題に挙がったけれど、それ以降はそんなに…だった。

ちなみに、勤務先の受けはやはりそんなに良くなかった。
興味ない男の勤務先や学歴なんか、確かにどうでもいいのだろう。

他人からしたらどうでもいい社会的属性に中学卒業してからは拘り続けて、気づけばいつ会社を辞めるかみたいなことを悩んでいる26歳になってしまった。学校の勉強は″やらされた″し、やったけれど、まともな大人にはなれなかった。

他のみんなの近況を聞くと、記憶にある同級生よりずっと大人になっていて、
目の前の日常を必死に生きていた。
子育て中の同級生は子ども中心の話題になる一方だったが、不思議と退屈には感じなかった。普段他人の子どもなんか興味はないのだけど。

中学時代はあまり関りがない子と近況報告から話題が無くなりかけると、こちらからくだらない話を切り出した。
「最近は出会い系アプリで遊ぶくらいしか楽しみがないんだ。にしても、Pai〇sは全然マッチングしないし、女性はブスが多いし…」などと話して、ツッコまれたりしていた。

「君は女の子の見た目に拘っていたよね!!昔からだよ!!」と言いがかりをつけられた。そんなこたぁない。

下らない会話の最中、私とは違うテーブルにいた初恋のA子にふと目をやる。
まだ一度も話していなかった。

 

今思えば、2時間もあったのだから途中で座席移動をさせてほしかったけれど、
10名ほどのメンバーがいて移動したがる人が誰もいなかった。

下らぬ話をしていたらお開きの時間となり、店からは追い出された。

生ぬるい8月の夜風にあたりながら、店の駐車場で僕たちは談笑を続けた。
そこでやっと、A子と話すきっかけを掴んだ。

A子の親友、B子からいきなり話しかけられた。
「〇〇君って〇〇小学校出身だっけ???」
約10年ぶりの会話の始まりがそれかよ!!と突っ込んだ、会話のきっかけがつかめず、ぎこちない切り出しになったが、少し天然のような雰囲気はあの頃のB子と同じだった。

当時はA子を崇拝していたので、クラスの違う彼女と接点を持とうとB子経由でメアドを聞き出したりする努力をしていたらしい(中学時代の日記から確認)
日記を読み返すとB子に対しても好意的な記述があった。
そもそも、中学時代はB子と会話した時間のほうが断然長かった。
流行り始めた動画サイトの話をしたり、好みの音楽ジャンルが似通っていて盛り上がった記憶がある。

やはり彼女とも卒業後は疎遠になり、久々にSNSで「友達」になった時にはB子は苗字が変わっていた。同世代で早めの入籍報告だったこともあり、複雑な気持ちだった。
お相手は、僕が勤務している系列企業の一社らしい。

B子を中心に交えながら、A子と僕は近況報告をした。
旦那さんの一時的な県外異動についていくこと、地元に戻ってくるときには三十路だから、戻ってきてからすぐ出産したいな~という話をしていた。
僕とA子はまだ独り身なので、「頑張れ」と笑っていた。A子の笑顔は久々に見た。

 

中学卒業から10年経って、同級生達は人生のステージを着実に進んでいっているように見える。けれど勿論、同窓会でお互いが見せなかった苦労・悩みを抱えながらこれまでも進んできたし、これからもまたそうするだろう。


けれど、自分は中学を卒業してから10年経ったにしては精神年齢が幼いように思える。
皆と比べたら、現実と対峙する覚悟は持ち合わせていない。
目の前の仕事のことや将来悲観に潰されそうになると、すぐにありえたかもしれない過去に思いを募らせるダメ人間だ。

高校受験で挑戦をせず、地元の高校に普通に進学していれば、青春を謳歌する同世代を偏った見方でバカにして童貞をこじらせることは無かったかもしれない。高校時代もA子やB子とたまには連絡を取って、お互いの近況を話せたかもしれない。成人式では少し大人になった彼女たちと笑いあえたのかもしれない。

 

認めたくなかったけれど、10年後に会ったA子には魅力を感じていなかった。
人によっては、一番輝かしい時代の笑顔を、15歳~26歳までの彼女を僕は全く知らない。B子についても同じだ。

僕が学校の宿題に追われているときに、彼女たちは誰かと笑っていたんだろう。
僕が予備校で浪人した19歳の時、彼女たちは他の男に抱かれていたのだろう。
僕が成人式を休んでセンター試験の過去問を解いているとき、彼女たちは成人式の二次会で思い出話に花を咲かせていたのだろう。

見れたかもしれない笑顔を、僕は二度とと知ることができない。

何かを得るには対価が必要だと言われる。僕は何を手に入れたかったんだろう。
犠牲にして、今手に入れたのは何なんだろう。

実のところ、20代前半まで尾を引いていた学歴への拘りも、高校受験の失敗がなければこれ程固執することはなかったのではないかと思う。生来そこまで負けず嫌いでもなかった。費やした時間とエネルギーを考えて、"彼女たち"から離れて勉強ばっかりやってる身分なのだから、「名門」の称号を手にしないとやってられない。しょうもない背伸びに引っ込みがつかなくなっただけなんじゃないか。僕はただ、地元の男友達の1人として、彼女たちの笑顔をたまに見て、無理のない人生を歩みたかっただけなんじゃないのか。

そんな幸せが一番手に入りにくいものかもしれない。

僕は欲張りすぎたのか。
休み明けからまた、社員が辞め続けるクソみたいな職場に戻る。
気づけば親は倒れて実家で両親は綱渡りの生活をしている。自分は離職率がジョークみたいな会社に入っても逃げる踏ん切りがつかず、寿命をすり減らしている。
大卒正社員として就職するために費やした今までの労力が、逃げ出そうとする僕の足枷になっている。
あの同窓会が終わってから、どれだけ考え続けてもどんどん悩みが深くなる。

何が正しかったのか。何が間違っていたのか。これからどう歩いたらいいのか。もう分からない。分からないよ。